Apacheが起動しない could not bind to address 0.0.0.0:80
WSLでHTTPサーバを起動してウェブアプリ開発をしようと思ったのですが、Apache2が起動しません。
フリーウェアの04WEB SERVERやembarcaderoのwebappdbg.exeも起動できない。
という訳で、犯人を突き止めるまでの操作方法です。
まずは、プロセスIDを特定します。
netstat -nao | findstr :80
これで結果が表示されなければ、80番のポートが使われていないという事になるので、別の問題になってくるかと思います。 これで、一番右のフィールドにプロセスIDが表示されると思うのですが、このプロセスIDをタスクマネージャで検索します。 タスクマネージャで検索した結果が、スタンドアロンで動くようなアプリケーションだった場合には、これを停止する策を探ります。 タスクスケジューラで設定されているか、サービスになっているかによって停止方法が違ってくるかと思います。
で、私の場合にはこのプロセスIDが4番でsystemプロセスで動いている事になっています。 この場合には、IISやSQL Server関連やその他、ネット検索をすると一般的なアプリケーションが紹介されているので、該当する場合には、それらのサービスを止めるなりアンインストールするなりの方法で80番のポートを開けてやります。
私の場合には、ネット検索で見付けた物のどれも稼働していませんでした。
もしかしたら、自分で作ったサンプルプログラム的な物が動いているのかも?と思い始めたのですが、もう少し調べてみます。
netsh http show urlacl
として、URLの名前空間の予約を確認したり、
netsh http show servicestate
でHTTPサービスのスナップショットを確認します。
http://+:80/TAICHIWINKEYSTATUSSERVICE.svc
だったと思います。拡張子は自信がないです。もしかすると.svnだったかもしれません。
で、TAICHIWINKEYSTATUSSERVICEをネットで検索しました。 単語の間にスペースを挟んだり、ドンドン短くして検索しても、なかなか見つかりませんでした。
ネット検索では情報が見付からなかったので、いよいよ犯人は自作アプリ?と思いながら、レジストリを検索しました。
regedit
でレジストリエディタを開いて検索します。取り敢えず、TAICHIというキーワードで検索してみました。 どうやらASUS関係のアプリケーションだったようです。 今、操作中のコンピュータがASUSのノートパソコンです。 で、キーボードのF3キーで、どんどん検索を進めます。
ズバリTAICHIWINKEYSTATUSに一致する値を見付けました。 どうやらASUS ConsoleというASUS関連のツールのダッシュボード的なアプリケーションが原因だったようです。 このアプリケーション、前回起動したのは数年前だったと思うので、取り敢えず要らないと思い、アンインストールしました。
一応、Windows再起動のあと、再びnet statコマンドで確認すると、80番ポートは占有されていません。
WSLのDebianを起動して
sudo /etc/init.d/apache2 start
でちゃんとApacheが起動しました。 警告的なのが表示されましたが、これはAcceptFilterを設定して消えた。
AcceptFilter http none AcceptFilter https none
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