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2018-06-01

Apacheが起動しない could not bind to address 0.0.0.0:80

WSLでHTTPサーバを起動してウェブアプリ開発をしようと思ったのですが、Apache2が起動しません。

フリーウェアの04WEB SERVERやembarcaderoのwebappdbg.exeも起動できない。

という訳で、犯人を突き止めるまでの操作方法です。

まずは、プロセスIDを特定します。

netstat -nao | findstr :80

これで結果が表示されなければ、80番のポートが使われていないという事になるので、別の問題になってくるかと思います。 これで、一番右のフィールドにプロセスIDが表示されると思うのですが、このプロセスIDをタスクマネージャで検索します。 タスクマネージャで検索した結果が、スタンドアロンで動くようなアプリケーションだった場合には、これを停止する策を探ります。 タスクスケジューラで設定されているか、サービスになっているかによって停止方法が違ってくるかと思います。

で、私の場合にはこのプロセスIDが4番でsystemプロセスで動いている事になっています。 この場合には、IISやSQL Server関連やその他、ネット検索をすると一般的なアプリケーションが紹介されているので、該当する場合には、それらのサービスを止めるなりアンインストールするなりの方法で80番のポートを開けてやります。

私の場合には、ネット検索で見付けた物のどれも稼働していませんでした。

もしかしたら、自分で作ったサンプルプログラム的な物が動いているのかも?と思い始めたのですが、もう少し調べてみます。

netsh http show urlacl

として、URLの名前空間の予約を確認したり、

netsh http show servicestate

でHTTPサービスのスナップショットを確認します。

http://+:80/TAICHIWINKEYSTATUSSERVICE.svc

だったと思います。拡張子は自信がないです。もしかすると.svnだったかもしれません。

で、TAICHIWINKEYSTATUSSERVICEをネットで検索しました。 単語の間にスペースを挟んだり、ドンドン短くして検索しても、なかなか見つかりませんでした。

ネット検索では情報が見付からなかったので、いよいよ犯人は自作アプリ?と思いながら、レジストリを検索しました。

regedit

でレジストリエディタを開いて検索します。取り敢えず、TAICHIというキーワードで検索してみました。 どうやらASUS関係のアプリケーションだったようです。 今、操作中のコンピュータがASUSのノートパソコンです。 で、キーボードのF3キーで、どんどん検索を進めます。

ズバリTAICHIWINKEYSTATUSに一致する値を見付けました。 どうやらASUS ConsoleというASUS関連のツールのダッシュボード的なアプリケーションが原因だったようです。 このアプリケーション、前回起動したのは数年前だったと思うので、取り敢えず要らないと思い、アンインストールしました。

一応、Windows再起動のあと、再びnet statコマンドで確認すると、80番ポートは占有されていません。

WSLのDebianを起動して

sudo /etc/init.d/apache2 start

でちゃんとApacheが起動しました。 警告的なのが表示されましたが、これはAcceptFilterを設定して消えた。

AcceptFilter http none
AcceptFilter https none

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